先進的糖尿病の試み

日本先進糖尿病治療研究会は立場が異なるものが、共通の先進的な糖尿病治療の理解と 実践能力の向上を目指すというコンセプトの下に活動する研究会です。

設立理念

近年、本邦を含め世界的に糖尿病患者数が増加の一途をたどっており、その予防、進展阻止は重要な課題である。その一方でこの10年間の糖尿病治療法は目覚ましい進化を続けている。2001年に本邦では超速効型インスリンの使用が可能となりこれを用いたインスリンポンプ療法は本邦でも広がりつつある。さらに皮下間質液の糖濃度を測定する小型の持続血糖測定装置が本邦でも臨床的に応用できるようになった。さらにインスリン以外の治療法も広く開発され、食事療法では主に1型糖尿病患者を対象として摂取炭水化物量を考慮した血糖管理方法であるカーボカウントが本邦でも導入されてきている。臨床膵島移植は膵移植と短期的には同等の成績を収めるほどになった。また従来の治療カテゴリーとは異なる分野であるGLP-1やDPP-4阻害剤を用いた血糖降下薬の臨床応用が開始された。
2001年当時に最先端医療であるインスリンポンプの先進的な治療法の検討・推進を目的として「インスリンポンプ治療研究会」が設立された。その後、持効型インスリンの登場によりインスリンポンプのみならず、カーボカウント、新しいインスリン製剤をはじめ先進的なインスリン治療に関する研究・発表にテーマを広げるために2006年12月「先進インスリン治療研究会」と名称を変更した。さらに2009年1月よりインスリンのみならず広く糖尿病全般の最新医療を推進する研究会として「日本先進糖尿病治療研究会」、英文名称は「Association for the study of Innovative Diabetes Treatment in Japan(ASINDTJ)」が設立された。その目的は糖尿病治療薬や関連検査法をはじめ、先進的な糖尿病治療に関する研究・発表啓発を行い、その意義、将来の可能性などを明らかにし、広く糖尿病治療の発展に寄与することである。

この目的の達成のために次の事業を行うこととしている。

1) 研究会の開催
2) 総会の開催
3) その他、本会の目的達成に必要な事業

当研究会では糖尿病治療、特に先進的なインスリン療法に関心の深いコメディカルを含めた医療従事者の方々に、本研究会に広く参画していただきたいと考えている。

2010年9月吉日